つみたてNISAとは?【メリットとデメリットをFPが解説】

つみたてNISA 守る

そろそろ投資を始めたいけど、株もFXもリスクのこと考えると何か怖いわ。もっと安全に資産を増やす方法はないやろか・・・。


そんな投資初心者のあなたに、FP技能士兼AFPの僕が積み立てNISAについて簡単に解説します。

この記事を読むことで、あなたはつみたてNISAについて理解することができ、投資家への第一歩を踏むことができます。

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NISA口座の種類


そもそもNISAという名前がつく口座は3つの種類があります。
つみたてNISAとはそのうちの1つです。
簡単にまとめますね。

  NISA つみたてNISA ジュニアNISA
対象者 20歳以上 20歳未満
金融機関の変更 不可
取引主体者 本人 親権者
非課税投資枠 120万円 40万円 年80万円
非課税期間 最長5年間 最長20年間 最長5年間


つみたてNISAの解説をする前に、サクッと他の種類のNISA口座についてもご紹介します。
少し堅い内容ですが、全体像を把握することでより理解が深まりますよ。

NISA口座


つみたてNISA口座の前に、非課税口座はこのNISA口座から始まりました。
特徴を以下にまとめました。

・運用益が非課税(通常は20.315%)
・期間は原則5年
・投資上限は年間120万円まで
・つみたてNISA併用不可


運用益が非課税になるのはどのNISA口座でも同じですが、NISA口座の特徴としては
年間の投資限度額が120万円であることと、5年間しか非課税にならないという点です。


NISA口座を開いて投資を開始してまもなくリーマンショック級の金融危機が起こったとしたら、
ひたすら資産が減るだけで5年が経過してしまうなんてことも考えられます。

長期投資で考えた時に、5年という短い期間はリスクと捉えるのが賢明でしょう。


後述するつみたてNISAとの併用はできないので注意です。
どちらか一つを選ばなければなりません。


ちなみに5年間、毎年120万円を4%で運用できた場合の結果はこんな感じです。

NISA


120万円×5年で元本600万円が663万円に増えます。増えますが、なんとも微妙な額ですよね。
使い勝手が良くないという声が増えてきて、2018年から新設されたのがつみたてNISA口座です。

つみたてNISA口座


つみたてNISA口座とは、資金力の低い若者にもなるべく早い段階から資産運用を始めてもらうために2018年1月からできた非課税制度です。


家計の安定的な資産形成を支援するため、口座を開設する年の1月1日現在で20歳以上の人は、少額からの積み立て・分散投資が可能となるつみたてNISA口座が開設可能です。


特徴を以下にまとめました。

・運用益が非課税(通常は20.315%)
・投資上限は年間40万円まで
・非課税期間は開始から20年間
・2018年〜2037年までに開始で利用できる
・運用先の投資信託は金融庁審査済


NISA口座との大きな違いは、年間の投資限度額が40万円で非課税期間が20年あるという点です。


またシミュレーションしてみましょう。年間40万円ということは月に約33000円です。
20年間、毎月33000円を積み立てて年利4%で運用した場合、こうなります。

つみたてNISA20年

 
40万円×20年で、元本800万円が1210万円まで増えることになります。
20年間の時間を使うことで、単純に貯金するよりも400万円も増えるということです。


一気に増えることがありませんが、なるべく早く始めることで時間を味方につけ、ゆっくりと増やせていける点が魅力です。


2019年に年金2000万円不足問題が明るみとなり、このつみたてNISA口座の開設を希望する人が殺到しているというニュースを目にしたことがあると思います。


それだけ投資初心者にとって、安心して資産運用ができる制度になっているということです。

ジュニアNISA口座


こちらはおまけです。お子さんがいらっしゃらない方は読み飛ばして頂いてOKです。


NISAには子供のための非課税口座もあります。それがジュニアNISA口座です。


口座を解説する年の1月1日現在で20歳未満の未成年者についても非課税口座の開設が可能で、非課税投資枠の上限は80万円になります。
また、未成年者が20歳に達した時は他の非課税口座に上場株式等を移し替えることになります。


以上がNISA口座の種類についての説明です。
上記の説明を見やすくしたものが下の表というわけです。もう1回貼り付けますね。

  NISA つみたてNISA ジュニアNISA
対象者 20歳以上 20歳未満
金融機関の変更 不可
取引主体者 本人 親権者
非課税投資枠 120万円 40万円 年80万円
非課税期間 最長5年間 最長20年間 最長5年間

 

今回は3つあるNISA口座の中でも、最も普及が進んでいて使いやすいつみたてNISAについて、メリットとデメリットをわかりやすさ重視で解説します。

今一度おさらいですが、つみたてNISAの特徴は

・普通口座で金融商品を買えば運用益が20.315%かかるところが非課税になる
・非課税期間は20年間
・年間の投資限度額は40万円


ここだけはおさえておきましょう。
ではその上で、デメリットからお伝えしていきますね。

つみたてNISAのデメリット


つみたてNISAのデメリットは、

・非課税期間が20年
・投資なので元本は保証されない


の2つがあげられます。

つみたてNISAのデメリットその1:つみたてNISAの非課税期間は20年


もう一度このシミュレーションを御覧ください。

つみたてNISA20年


毎年40万円を20年、年利4%で運用できたとしても、合計で1210万円です。
この数字を見て何か違和感を感じませんでしたでしょうか。


老後の年金は2000万円足らないことが明らかになりましたよね。
そう、1210万円では足らないんです。800万円も足りません。

つまり、積み立てNISAだけをやっていても老後に安心して暮らせる年金の額には達しないんです。


これは個人的な予想ですが、20年間というこの期間は延長されるのではないかと思っています。
仮に20年間が30年間になったとしたら、シミュレーションはこうなります。

つみたてNISA30年


2290万円となり、ようやく2000万円を超えるといったところです。

始まって間もない制度ですので、延長されることを期待しつつ淡々と積み立てていきましょう。
やらないよりはやったほうがお得でしかない制度です。メリットについては後述しますね。

つみたてNISAのデメリットその2:投資なので元本が保証されない


つみたてNISAはただの口座であり、箱と考えた方がわかりやすいです。


つみたてNISAは金融商品の名前ではありません。
箱の中に何を入れるか、どんな金融商品を買うかは自分で選ぶ必要があります。

つまり「つみたてNISAをする」という言葉は正確ではなくて、
「つみたてNISA口座を使って投資をする」というのが正解です。


投資である限り、資金が増え続けるという保証はありません。
リーマンショック級の金融危機が起きると減ってしまう可能性もあるでしょう。


つみたてNISA=お金が増える
という構図ではないということを頭に入れておく必要があります。


とは言え、せっかくやるんだったらお金を増やしたい。
でもお金を増やすためにはどんな金融商品を買えばいいの?
という疑問が当然でてきますよね。

個人的には、米国のS&P500に連動したファンドを買うことがオススメです。
以下は日経平均とS&P500のチャート推移です。

日経平均

S&P


上の日経平均は上下していてわかりにくいですが、S&P500は基本的に右肩上がりであることがわかります。

S&P500とは、米国の主要企業500社から構成され、米国の株式市場を代表する指数の一つです。S&P500に連動したファンドを買うということは、米国全体の企業を買うというイメージでOKです。


米国の経済はこれからも伸びると考えている人であれば、S&P500に連動するインデックスファンドに投資をするのは合理的な判断だと言えるでしょう。

つみたてNISAのメリット

つみたてNISAメリット


一方でメリットをご紹介します。


つみたてNISAのメリットは

・運用益が非課税
・資金の出し入れが自由
・金融庁が認めた金融商品しか買えない


が挙げられます。
1つずつ解説します。

つみたてNISAのメリットその1:運用益が非課税


例えば株を買って100万円の利益が出たとします。普通口座を使っていたとしたら、そこから約20%の税金が引かれますので、手元に残るのは80万円です。


でもNISA口座を使っていたら非課税ですので、利益はそのまま全額手元に残ります。
20%の税金がかからないとうのは、投資家にとってこれほどありがたいことはありません。


せっかく投資をするんだったら非課税口座を使わないと単純に20%損するということですね。

つみたてNISAのメリットその2:資金の出し入れが自由


つみたてNISA口座は20年の非課税期間があるとお伝えしましたが、何も20年間やり続けないといけないというわけではありません。


資金が必要になればいつでも引き出せます。


この記事では紹介していませんが、例えばiDeCoを使って資産運用したいという場合は60歳まで資金を引き出せないという縛りがありますので、比較的使いやすい制度になっています。

つみたてNISAのメリットその3:金融庁が認めた金融商品しか買えない


2019年現在では、日本には約5000本の投資信託があると言われています。

投資信託の9割は手数料が割高なゴミ商品と言われている中、投資の初心者がその中から優良な商品を選ぶのは至難の業です。


その点で、つみたてNISA口座に入れることができる商品は、金融庁の厳しい審査を通過したお墨付きの商品しか買うことはできません。これは投資の初心者にとって最大のメリットとも言えます。


何かよく分からない商品を買って無駄に手数料を払い続ける可能性が排除されるわけですからね。

つみたてNISA口座のメリット・デメリットまとめ


最後にまとめます。

つみたてNISA口座のデメリット
・期間が20年
・投資なので元本は保証されない

つみたてNISA口座のメリット
・運用益が非課税
・資金の出し入れが自由
・金融庁が認めた金融商品しか買えない

もしあなたが投資を考えていて、


「年間40万円くらいなら資産運用をしてもいいかな」


と考えているのであれば、投資家としての第一歩を踏むためにつみたてNISAから入ってみるというのは王道だと言えます。


ちなみに口座の開設は楽天証券がオススメです。
理由は単純で、楽天証券なら楽天ポイントで投資ができるからです。
自分のお金を使わなくてもつみたてNISAで投資を始めることができるということです。


そのことに関してはこちらの記事でも触れていますので、ご興味がありましたら是非ご覧ください→楽天スーパーセールでポイントを賢く貯める方法【もう損しない】


老後になって慌てないためにも、自分の家族に迷惑をかけないようにするためにも、
なるべく早い段階から時間を味方につけ、一歩ずつ着実に資産形成をしていきましょう。


この記事があなたの背中を後押しすることになれば、これほど嬉しいことはありません。

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